逆バブル&低い金利
過剰に市場に流れた資金が実体経済に回らずに株式や不動産、金融商品に殺到したのがバブルの本質。その点でいえば日銀の執拗な量的緩和ゼロ金利政策によって市場に資金があふれている上にコロナ対策バラマキが推進されてにもかかわらず実体経済には回らず資産や金融商品にマネーが流入している現在はバルブ期に似ている。最近でも収益物件への投資が盛んにおこなわれ外国人投資家が日本に殺到するのは日本の金利が低いからである。不動産投資を現金ですることはほとんどなく、借入でレバレッジをかけるのが普通なので日本の不動産の裸の運用利回りが低くても投資は成り立つ。その低い金利という前提こそが逆バルブといえる。